JUGEMテーマ:健康
近年は、長時間パソコンやスマートフォンなどを使用することで
目の乾き、目の疲れなどを感じる人が増えています。
そんな時よく耳にするのがドライアイ「乾燥性角結膜炎」です。
ドライアイになった時に、目薬を入れると涙液が補充され
一時的に症状は治まりますが、ドライアイが治った訳ではありません。
涙液の分泌が悪くなったために、角膜が乾いて様々な症状が起きて来ます。
涙は、目の上部の外側にある主涙腺から出て、目頭にある涙管を流れます。
何らかの原因で、涙を分泌する腺が詰まっているため
涙の分泌量を増やさないと、根本治療ができません。
面倒でなければ、涙液タイプの目薬を毎日続けてればよいでしょう。
根本治療するには、 何かを内服すれば良いかと言えばそうではありません。
食べ物やサプリメントは、涙の質を変えて涙を出す管を
詰まりにくくはしますが、詰まってしまったものは取れません。
詰まってしまった場合は、涙が出る腺を掃除します。
水で洗うと 目が痛いので「竹の洗浄液」を使うと痛くなく洗う事が出来ます。
【ドライアイの特徴】
涙が分泌される腺が、目の上部の外側にあります。(主涙腺)
涙は目頭の方に流れていくので、目は目尻の方が乾きやすく
目頭の方が乾きにくいようになっています。
涙の分泌が少なくなってくると、目が乾きやすくなり
まばたきをする度に、まぶたと眼球が擦れます。
その摩擦で目の血管が切れて 、白目部分が赤くなったり出血したりします。
精神的ストレスがかかると、瞬きの回数が増えるので
目尻が乾いたり、摩擦で充血が起きやすくなります。
「充血が目尻」であれば、大きな問題はありません。
しかし、目頭の血管がいつも盛り上がっていたり、充血が起きている時は、
充血の原因が摩擦の問題以外にある事が多く注意が必要です。
目の動脈は 、目頭側を通り、脳に行っているので
血管に負荷(圧)がかかっている場合は 、目頭側に充血が出たり
目の奥の方が痛かったりします。
目だけではなく、眉間が常に赤くなっていたり
更に、盛り上がっている場合が多い。
こんな時は、心臓から首の上に血液を供給する血管に
負荷がかかっていると考えて良いでしょう。
心臓の拍出量を抑え、血流のコントロールをするか
血管を強くしたり、血管を拡張するなどの働きがある
漢方薬を処方するとい良いでしょう。
「年を取ると涙もろくなる」と言いますが
それは、涙を処理する涙管が詰まることも原因の一つかも知れません。
涙の入り口が塞がると「ドライアイ」出口が塞がると「涙目」です。